明るい幸福感と陽光のような心地よさから「春」の愛称で 親しまれるこの作品は、ベートーヴェンの10曲の ヴァイオリンソナタの中でも特に愛されている1曲です。 とりわけ第1楽章の主題は親しみやすく、 この曲の人気の大きなポイントになっています。 以前にもお話ししたベートーヴェンの激しさと穏やかさという 二面性の内のひとつが、くっきりと浮き出た作品だと思います。 「のだめカンタービレ」の中ではヴァイオリニストの 峰龍太郎の試験課題曲として登場します。